マルクの健康状態が悪化したため山に近いアネシーに移住。1937年にマルクが亡くなった後はエルマンスが事業を引き継ぎ、1945年に子供のルネとレイモンドに事業を承継。

1963年、ワルテル・ボナッティに続きルネ・デメゾンがグランドジョラス北壁の冬季初登攀に成功。

アネシーの工房では何人もの偉大な登山家たちがミレー兄弟と協力し、開発を行なってきた。最初はルネ・デメゾン（1956年に最初のハーネスを開発）、次にワルテル・ボナッティが参加。

ミレーは登り続ける。1977年にゴアテックス素材を採用した初のマウンテンパーカーを発表し、ウェアの世界にも展開を広げる。

フランソワ・ダミラーノなどのクライマーが開拓したアイスクライミングの分野は、登山界に新たな扉を開く。ゴアテックス®を使用した初のスーツや、より軽量化したバックパックなど、ミレーの製品開発にも多大な影響を与える。

ジャン・クリストフ・ラファイユとマクロ・シフレディらと共に新しい世紀を迎える。人類初のアルパインクライミングでの登攀とスノーボードでの滑降というスタイルが伝説に。

ミレー、世界で最も歴史と権威のあるガイド協会、シャモニーガイド協会との提携を開始。
アンナプルナ初登頂から63年。ヤニック・グラツィアーニが南壁をアルパインスタイルで完登。