ドライの要、ベースレイヤー特集

登山における疲労の大きな原因のひとつ「濡れ」と「冷え」を解消するカギとなる、最適なベースレイヤー選び

アウトドアで快適に過ごすために大切なのは、雨や汗などの濡れによる身体の「冷え」を防ぐこと。そのために必要なのは、異なる役割のウェアを適切に重ね着(レイヤリング)し、身体を常にドライに保つようにすることです。そのレイヤリングの要となる重要ウェアがベースレイヤーです。

ミレーのベースレイヤーはドライナミックメッシュとの組み合わせにも最適。レイヤリングの仕組みとミレーのおすすめベースレイヤーをご紹介します。


■ 汗や雨で濡れると、人はより疲労する

皮膚に付着した水分は空気と比べ熱伝導率が25倍高くなるという実験結果もあるといわれ、想像以上のスピードで体温を奪っていきます。さらに風の強い稜線上などでは特に蒸発による気化熱の影響も大きく、体はあっという間に冷やされてしまいます。

体温が低下すると人は体温を維持するために、より多くのエネルギーを消費してしまうため、疲れやすくなってしまうのです。

汗や雨で濡れると、人はより疲労する

■ 疲労を軽減する"レイヤリング(重ね着)"

体温を奪う原因である「濡れ」を素早く解消し、身体を常にドライに保っていることができれば、疲労は軽減でき、安全に行動できます。ただ、身体が濡れる原因は「雨・汗・蒸れ」などさまざま。雨を防いだり、蒸れにくくするなどの役割を1枚のウェアで行うことは不可能です。

そこで異なる役割を分担したウェアを重ね着(レイヤリング)することが重要なのです。

疲労を軽減する"レイヤリング(重ね着)"

■ 各レイヤーの役割

ミレーでは快適で安全な登山のために、内側の衣類から以下の4層でのレイヤリングを推奨しています。

アンダーウェア

汗を吸い上げて肌をドライに
アンダーウェア:汗を吸い上げて肌をドライに

ベースレイヤー

吸い上げた汗を拡散して蒸発
ベースレイヤー:吸い上げた汗を拡散して蒸発

サーマルレイヤー

蒸気をこもらせない適度な通気
サーマルレイヤー:蒸気をこもらせない適度な通気

防水シェル

雨を防ぎながら蒸気を放出
防水シェル:雨を防ぎながら蒸気を放出

レイヤリングの詳しい仕組みと各レイヤーの役割については以下のページでも詳しく紹介しています。

https://www.millet.jp/dry/


シーン別おすすめベースレイヤー製品のご紹介

春~秋の幅広い季節の登山におすすめのベースレイヤー

保温・吸湿・速乾のバランス

運動性

ウールによる天然の防臭性

ウールは吸湿性に優れ、急激な温度変化を抑えてくれるため、汗の蒸発による急激な体温低下を防いでくれます。このため体温を過度に下げたくない春や秋までも含めた穏やかな天候でのトレッキングに最適な快適性を提供してくれます。

しなやかな肌触りによる着心地の良さや動きやすさもばっちり。さらにウールは消臭抗菌機能が備わっていますので、長時間の着用による臭いも気になりません。


盛夏や発汗量の多いアクティビティでおすすめのベースレイヤー

盛夏や発汗量の多いアクティビティでおすすめのベースレイヤー

吸汗速乾性

運動性

UVカット

気温の高い時期での登山や発汗量の多いアクティビティでは、かいた汗をとにかく素早く発散させる機能の優れた、こちらがおすすめ。

生地に使われているポーラテック®パワードライは、軽量で高い吸汗速乾性能を誇り、裏面のグリッド構造が通気性を高めつつ肌面の汗を効果的に吸い上げ、上位レイヤーへと素早く拡散します。長めのハーフジップ仕様は暑いときのベンチレーションとして重宝します。胸のポケットやUVカットなどその他の使い勝手も抜群です。


ベースレイヤーのドライ効果を最大化するドライナミック

ベースレイヤーにはドライ効果をさらに高める「ドライナミック メッシュシリーズ」を合わせて着用するのがおすすめです。

ドライナミック メッシュ シリーズ

おすすめのレイヤリングスタイル(メンズ)


おすすめのレイヤリングスタイル(ウィメンズ)