原始ヶ原を通り富良野岳を目指す
富良野岳は、十勝岳連峰の最南に位置する花の名山です。
その標高1,000m~1,300m地点に広がる高層湿原が「原始ヶ原」。
総面積は115haにもおよぶ、広大な湿原だ。
その昔は、上川と十勝のアイヌ民族が行き来する経路だったそう。
幕末の探検家、松浦武四郎もこの地を通っていたんです。
他ルートに比べて利用者は少ないですが、原始ヶ原を通過して富良野岳を目指すこのルートはバリエーションが豊富でわくわくします。
ツルコケモモ。湿原に咲く小さな花。ここの個体は花色が濃い気がする。
トキソウ。花色を鳥の朱鷺の羽色に見立ててこの名がついた。
原始ヶ原を抜けて再び樹林帯に入ると、アカモノの群落が励ましてくれました。
登山道横を彩るアカモノ。元気をもらいました。かわいい!
この日は登り始めから霧、小雨、雨・・・
がれ場でしばらく観察を楽しんでいるうちに、雨風が強くなり登頂は断念。
でも沢山の野草たちに癒されて、本当に楽しかったなあ。
ウズラバハクサンチドリ。葉に紅紫色の斑点が入るハクサンチドリの一品種。富良野岳に来れば、ほぼ確実にウズラバに会える。
イワブクロが最盛期。素晴らしい雲海が垣間見えた。
リンネソウ。開花はもう少し先だったみたい・・蕾もめんこいけどね・・
高山植物の女王、コマクサ。見れば見るほどユニークな顔つき。
霧、小雨の時は軽量なブリーズバリヤー、雨風が強く当たるがれ場ではティフォンタフを着用。
やっぱりティフォンタフの安心感は最高ですね。濡れたハイマツの中を歩く時も、しっかりと身体を守ってくれます。
また、リベンジします♪