11月下旬、日本のウィンターシーズンの開幕を告げる立山へSkimoに出かけてきました。
立山は言わずと知れた日本を代表する山岳エリア。もちろんSkimoにとっても最高のフィールドです!
昨シーズン、ワールドカップ転戦の合間に仲良くなった選手とスイス南西部のクラン=モンタナで一緒に生活をしましたが、彼の家ですでに標高は1500mの準高地。「軽く練習に行こう!」と誘われて登った先はMont Bonvinという標高2995mの山でした。このようにヨーロッパの選手は日常的に標高2000m以上、時には4000mに迫る場所でトレーニングを積んで身体能力に磨きをかけています。
レース自体が標高1500m~3000mくらいで行われるSkimoでは、高地でのトレーニングがマスト。標高2000m以上でアップダウンを繰り返すことのできる立山は、ヨーロッパの環境にも負けない最高のSkimoフィールドです!
本格的なレースシーズンに向けて、私も今年は立山から最高のスタートが切れました。
今、海外のSkimo選手たちからも日本の雪やフィールドに対して注目が集まっています。「いつの日か日本の山岳フィールドでも国際的なSkimoレースができたなら」雪山を駆け回っていると、そんな夢も膨らんできてしまいます。
小寺教夫
Pro Skimo Player
三重県いなべ市在住。Asake Alpine Club 所属。高校時代から本格的に山岳競技を始め、三重県代表として国体山岳競技で6位入賞。現在は鈴鹿山脈をトレーニングフィールドに、冬はSkimo、夏はSkyrunningで峰々を駆け巡っています。Skimoでは2018/2019シーズンのワールドカップ全6戦にアジア地域からは初となる全戦出場を果たし、年間総合ランキングは26位。同シーズンの世界選手権(スイス)にも日本代表メンバーとして出場。「Suzuka to the world!!」をテーマに掲げ、世界の山へ挑戦中。Blog「Suzuka to the world!!」