ティフォンを初めて着用した地は極北サハリン島だった。無辺に続く荒野を旅し、ある一言が心に浮かんだ。開高健の名言「草原を断崖のように歩く」だ。ティフォンの着心地はその逆、「断崖を草原に変えるがごとし」であった。
アウトドアウエアを選ぶ時、防水性、収納性、耐久性の3点を基準に挙げる人は多い。ところが機能を求めるあまりウエアが「ギア化」され、着心地に目をつむらざるを得ないものもある。ティフォンはあくまでも柔らかく、やさしい。さらに前述の3条件をクリアするだけでない。50,000g/㎡/24hという高い透湿性により、剱岳登山ではそのまま山小屋の布団に入って寝ることもできた。
全天候型であることは言うまでもない。活動範囲だって極地からジャングルまで。レイヤードを武器にするなら一着で地球一周を可能にする最強ジャケットだ。「どこにでも行ける」。そう確信させるティフォンは、絶対的守護神だ。
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以下の写真は、東北のピラミッド・黒又山を調査した時のものです。
「黒又山は標高281m。高低は80mほどの低山ながら『クロマンタ』という異名を持ち、人工的に整地された古代のピラミッドではないかと考えられています。神秘を求めて登る山にはワクワク感があります。
通気性のいいティフォンの着心地は、山の空気を体感できて爽快そのものでした。」by髙橋大輔
黒又山山頂の本宮神社
黒又山山道
本宮神社_2
黒又山全景
プロフィール:
探検家 髙橋大輔
1966年秋田市生まれ。「物語を旅する」をテーマに世界各地に伝わる神話、伝説の背景を探るべく旅を重ねる。2005年ナショナル ジオグラフィック協会(米国)から支援を受け、実在したロビンソン・クルーソーの住居跡を発見。現在は山頂に残された錫杖頭の謎を追い剱岳に通う。
著書『ロビンソン・クルーソーを探して』(新潮社)『浦島太郎はどこへ行ったのか』(新潮社)『間宮林蔵・探検家一代』(中央公論新社)『ロビンソンの足あと』(日経ナショナルジオグラフィック社)『12月25日の怪物』(草思社)『命を救った道具たち』(アスペクト)『漂流の島』(草思社)などがある。
探検家クラブ(米国)、王立地理学協会(英国)フェロー会員。
公式ブログ http://dt.exblog.jp/
公式Facebookページ https://www.facebook.com/tankenka