こんにちは。KUSACOです。
ここ数日、天気の良い日が続いたのでそろそろか?と。
うずうずして堪らなくなり、春を求めて探検してきました。
日高地方は道内では比較的雪が少ない地域で、すでに雪解けがかなり進んでいました。
一見、緑はほとんどなく、茶色い景色が広がっていますが…
地面に伏してよーく見てみると、ちいさな春の兆しがちらちらと。
これは何を見つけたかというと…
落ち葉の下に、チシマネコノメソウが隠れていました。
久しぶりの草本植物とのご対面。
ずっと楽しみにしてたんだよ~!と、思わず笑みがこぼれた瞬間でした。
そっと触れてみると、寒さでカッチコチ。
芽生えの場面、冬を耐え抜く姿は特に生命のエネルギーを感じますね。
陽当たりの良い場所では、ほかにも芽生えの姿が観察できました。
開花が目前に迫っている植物も見つけました。
林道を歩いていると、ちいさな黄色の点が目に飛び込んできました。
早春の訪れを告げるフクジュソウです。
きれいな開花個体は見つけられませんが、蕾が綻ぶ瞬間もまた風情があっていいですね。
ツルアリドオシの真っ赤な果実。2つの点は、花の痕跡。ブタっ鼻に見えてかわいらしい。
春植物たちの本格的な登場は、もう何週間か後になりそうです。
今年はいったいどんな植物、どんなシーンに出会えるだろう。
北海道の植物観察シーズンは短い。
コロナウイルスとの戦いはまだ続いていますが、その中でも工夫して観察を楽しんでいけたらなと思います。
おまけ
帰路の途中、牧草地で採餌中のハクガンの群れに遭遇しました。
渡りの途中です。春近し、ですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。