北海道道北地方は、
相変わらず吹雪いていますが、
気温も少しづつ上がっています。
風紋が昨日の吹雪を物語る
3月2日、猛吹雪の中、海鷲たちを撮影してきました。
懸命に冬を生き抜いた姿に胸が熱くなりました。
羽がボロボロな個体も目立ちました。
獲物を巡る争い (オジロワシ)
真冬は春が恋しく。
春が近づくと冬をもう少し楽しみたい。
悩ましいです・・・
3月に入ると野生動物たちの移動が始まります。
日本で越冬した海鷲たちも、ロシアで子育てするために北上を開始しました。
日本海の鷲たちは、稚内の宗谷岬やサロベツ原野に集結し、南の風に乗り渡っていきます。
まず、子育てに参加する成鳥が渡り、子育てに参加しない幼鳥、亜成長は、少し遅れて渡ります。
留萌の港で越冬していたゴマフザラシたちも、
半数以上減りました。
北へ移動し子育ての準備をしているでしょう。
留萌港に残るゴマフザラシ
冬を生き延びたエゾシカたちは、
海岸線で雪を掘って草を食べています。
山の中だと積雪が多く掘り出せないので、
強風が吹き付けるため、
比較的、雪が少ない海岸線に出てくるのです。
海岸線で食事をするエゾシカの群れ
3月は季節が一気に進み、
野性動物たちも活発になります。
撮影がますます楽しい季節です。