新緑の季節。1000m以下の低山には、夏鳥たちが飛来します。
柔らかい緑の中に、響く美しいさえずり。
恋の相手を見つけるため、そして自分の縄張りを宣言するため、一生懸命に鳴き続ける鳥たち。
その美しいさえずりは、私たち人間を心地よく楽しませてくれます。
■キビタキ
さえずりも姿も美しいキビタキ。
春の渡りの季節には、街中の神社やお寺、公園の緑地でも出会えることがあります。
リズミカルにさえずる声は、声量があり、知らず知らずのうちに耳に届いてきます。
■センダイムシクイ
見た目は地味なセンダイムシクイ。
でも、チヨチヨビーという鳴き声は、とても美しく可愛らしい。
チヨチヨビーという鳴き声を「焼酎一杯グィー」と聞こえる人もいるらしい。
■ホオアカ
高原で優しくさえずるのはホオアカ。
見た目も可愛らしく、出会えると嬉しい小鳥です。
■ツバメ
街中では、ツバメたちは子育ての季節。
一生懸命飛び回り、虫を捕まえ、ヒナに届けています。もし巣を見つけたら、そっと観察してみてください。
かわいいヒナたちが食べ物をねだる姿を見られるかも知れません。
誰でも、どこでも気軽にできるバードウォッチング。トレッキングをしながら出会える野鳥は、とてもたくさんいます。
少しだけ野鳥や草花に気持ちが向くと、山歩きが2倍楽しくなるかもしれません。
ただし、時間も2倍かかるかもしれませんが・・・
次回は、高山の鳥たちをご紹介します。
■お散歩鳥図鑑
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■スターターセット
道具がなくても始められるバードウォッチングですが、より楽しむには、双眼鏡と図鑑があるといいですね。
双眼鏡は倍率が高ければよいというものではなく、8倍か10倍がおすすめです。
登山などで荷物の多い方は、コンパクトなものが便利ですが、
バードウォッチング初心者の方は、できれば対物レンズが30口径クラスのもののほうが視野が広く、扱いやすいです。
図鑑は、写真のものとイラストのものがありますが、イラストの方が識別点がわかりやすい傾向があります。
手軽に持ち運べるハンディなものが便利です。
写真は、双眼鏡とハンディな図鑑がセットになった、日本野鳥の会のスターターセットです。